国際シンポジウム アンデス言説をめぐるコンフリクト Simposio Internacional Aproximación Interdisciplinaria a los Conflictos en torno a los Discursos Andinos |
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[日時] 2009年12月8日(火)~10日(木) [会場]12月8・9日 国立民族学博物館 第6セミナー室 12月10日 大阪大学大学院人間科学研究科 ユメンヌホール ■参加無料 ・12月8日・9日 事前登録制 ■使用言語:スペイン語[通訳なし] 「インカ帝国論」や「インカ=ユートピア論」に代表される、先スペイン期およびスペイン支配期のアンデスの歴史をめぐる 言説は大航海時代のヨーロッパで唱えられ、それ以後現在にいたるまで、広く語りつがれてきた。しかし、その「アンデス言説」が先住民インディオとは無縁な 世界で創出されたことや、現在にいたるまで、数々のコンフリクトを惹起しながら変容してきた事実はあまり知られていない。今回のシンポジウムは、 アンデス研究に携わる海外の著名な研究者と日本の研究者が一堂に会し、考古学・人類学・歴史学の立場から、 アンデス言説の創出・発展・変容過程で生じた多様なコンフリクトの真相に迫り、その歴史的意味を議論する画期的な試みである。 参加者 Catherine Julien(アメリカ:ウェスタン・ミシガン大学教授) Francisco Hernández Astete(ペルー・カトリック大学准教授) Hernán Amat(ペルー:サン・マルコス大学教授) José Luis Martínez(チリ大学教授) Kenneth Mills(カナダ:トロント大学教授) María Clara López Beltrán (ボリビア・カトリック大学教授) Peter Kaulicke(ペルー・カトリック大学教授) 関 雄二(国立民族学博物館教授) 染田秀藤(大阪大学大学院人間科学研究科教授)) 網野徹哉(東京大学大学院総合文化研究科准教授) 吉江貴文(広島市立大学准教授) 溝田のぞみ(大阪大学非常勤講師) 小山朋子(大阪大学非常勤講師) 土井正樹(国立民族学博物館外来研究員) 佐藤吉文(国立民族学博物館外来研究員) 八木百合子(総合研究大学院大学博士後期課程) 2009年12月8日(火) <事前予約制> 国立民族学博物館2階 第6セミナー室 総合司会:染田秀藤(大阪大学大学院人間科学研究科教授) 開会式 開会挨拶 須藤健一(国立民族学博物館長) 三浦利章(大阪大学大学院人間科学研究科長・教授) 栗本英世(グローバルCOEプログラム拠点サブリーダー 大阪大学大学院人間科学研究科教授) ★第一部 海外研究者による報告 10:30-12:00 フランシスコ・エルナンデス(ペルー・カトリック大学准教授) 「インカ史構築における不一致と学説―クスコ貴族の内部構成をめぐって」 12:00-13:30 ホセ・ルイス・マルティネス(チリ大学教授) 「“何を記憶すべきか”植民地時代(16-17世紀)のアンデス先住民による“時間と出来事”の記憶化をめぐる考察」 13:30-15:00 昼食 15:00-16:30 マリア・クララ・ロペス・ベルトラン(ボリビア・カトリック大学教授) 「17世紀インディアスにおける紙、製紙、書記」 16:30-16:45 コーヒーブレーク 16:45-18:15 ケニス・ミルズ(トロント大学教授) 「“信仰の眼差しは見ねばならぬ” アンデスにおける霊的征服論再考」 2009年12月9日(水) 国立民族学博物館 2階第6セミナー室 <事前予約制> 総合司会:関 雄二(国立民族学博物館教授) 10:00-11:30 ペーター・カウリケ(ペルー・カトリック大学教授) 「ペルー形成期に紛争は常態化していたのか―政治的言説としての表象に関する考察―」 11:30-13:00 キャサリン・ジュリアン(ウエスタン・ミシガン大学教授) 「征服の歴史をいかに語るべきか」 13:00-14:30 昼食 14:30-16:00 エルナン・アマット(サン・マルコス大学教授) 「コンフリクトと統合:インカ人対コヤ=ルパーカ人・チムー人・チャチャポヤ人」 16:00-16:15 コーヒーブレーク ★第二部『インカ皇統記』出版400周年記念 特別講演&パネル・ディスカッション 16:15-16:45 講演:染田秀藤 「エル・インカ・ガルシラソとその作品」 16:45-18:15 パネル・ディスカッション コーディネーター: 染田秀藤 パネラー:・フランシスコ・エルナンデス ・大平秀一(東海大学教授) ・坂井正人(山形大学教授)他 2009年12月10日(木) 大阪大学人間科学研究科ユメンヌホール(東館2階, 207講義室) 総合司会:染田秀藤 ★第三部 若手研究者による報告 司会:網野徹哉(東京大学大学院総合文化研究科准教授) 12:15-13:00 土井正樹(国立民族学博物館外来研究員) 「先史アンデス、国家形成期の都市・農村関係:トゥリゴパンパ遺跡群の事例より」 13:00-13:45 佐藤吉文(国立民族学博物館外来研究員) 「“ティワナク現象” 先スペイン期中央アンデス南部における文化接触とその歴史的意味」 13:45-15:15 昼食 15:15-16:00 八木百合子(総合研究大学院大学博士後期課程) 「聖女に捧げられた大聖堂―近代ペルーにおける聖なる空間の創出」 16:00-16:45 溝田のぞみ(大阪大学非常勤講師) 「先住民社会における訴訟制度の実践と影響―17世紀ペルー・ワマンガ地方の場合」 16:45-17:30 小山朋子(大阪大学非常勤講師) 「17世紀アンデス先住民共同体における権力構造の変容―チュクイト地方アコラを中心に」 17:40-18:00 挨拶:ペルー共和国特命全権大使 フワン・カルロス・カプニャイ 18:30-20:30 懇親会 場所:レストラン「匠」 挨拶:大阪大学副学長・理事 小泉潤二 (グローバルCOEプログラム拠点リーダー、人間科学研究科教授) 問い合わせ先 グローバルCOE事務局 e-mail: gcoejimu@hus.osaka-u.ac.jp Tel: 06-6879-4046 |
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